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共存するということ

どんなに周囲に風邪菌が舞おうと、風邪をひかないことが自慢なのに、
週末風邪をひいてしまい、おかげで(?)ずっとオリンピックを見てしまいました。
開会式でオノ・ヨーコが登場した時は、その「ただづまい」だけで感動してしまった。

オノ・ヨーコさんについては、「スキ」「キライ」と
賛否両論ですが、私は彼女の生き方が好きです。
(だけど、ポール・マッカートニーも大好き…。)

5年ほど前、彼女の自伝を読んだことがきっかけです。
周りにどう思われ、どう言われようと彼女は自分自身に対して、
また周りに対して、とっても正直に生きている女性なのだと強く感じています。
(だから、バッシングが多い。)

彼女の言葉で、私が大きな感銘を受けた事柄を3つあげるとすれば、
1つは、「空に勝る芸術はない」という考えを持っていること。

2つ目は、「食事は一日三食きちんと食べる、というのは誰が決めたことなのか?
お腹がすいた時に、空いた分だけ食べればいいのではないか?
たとえば、ヨーグルト一個とか。お腹が空いていないのに、夕飯時だからと
いってきちんと食事を摂るのは、不自然である」ということ。
(これが、2度の離婚の原因のひとつに当たるそう。)

3つ目は、「ジョンが意外にも亭主関白だったということは、私にとっては
想定外であり、さまざまなことでジョンとは喧嘩をしたけれども、
最終的にはジョンの意見に従った。なぜなら、ジョンには音楽について
誰にも持っていない、才能を持っていたから。私は、これについて、とても尊敬したし、
尊重していたからこそ、最終的にジョンの考え方を尊重したし、また受け入れた」ということ。
(これが最終的にジョンと、この世で共存できた最大の理由なのだそう。)

オノ・ヨーコを見ると、単に「ジョン・レノンの奥さん」だった人ということだけでなく、
同じ女性として、また人として、どうあるべきか、様々なことを考えさせられる。
何が正しくて、なにが間違っているか、その判断に困った時は、
自分の信念に真摯でいるしかない。
もし、間違っていたら、その時は、神様が教えてくれるはずだ、そう思う。
by urawhich | 2006-02-13 10:13
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